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開放的な雰囲気があり、なおかつプライバシーが守られる中庭つき平屋にはたくさんの魅力があります。
最近人気の高い中庭つき平屋の建築を考えている人は、設計パターンとメリット・デメリットを理解したうえで計画を立てましょう。
住宅をコの字型に作り、中心に中庭スペースを確保するのがコの字型住宅の特徴です。
庭が完全に建物で囲まれているわけではないので、広々としたイメージの庭づくりが実現されます。
建物もロの字型ほどしっかり作る必要がないため、建設コストを抑えられます。
ロの字型住宅の中庭は、その文字通り住宅を上から見たときにカタカナのロの字のかたちをしているのが特徴です。
庭が建物に完全に包囲されているため、プライベートをばっちり守ることができます。
ただし、庭にやや開放感がなく、建物部分が多くなることから建築コストが高くなる傾向にあります。
さらに、中庭の排水に注意をしなければ雨水が流れきれず、最悪の場合カビやコケが発生してしまう点もデメリットです。
L字型の中庭は建物がLのかたちをしていているところが特徴です。
中庭は建物に囲まれているイメージがありますが、L字型の場合は建物に囲まれているスペースが限られるため開放的な雰囲気が漂っています。
その一方で、外から庭が丸見えになってしまうというデメリットもあります。
それでもコの字型やロの字型に比べると建築スペースが少なくて済むため、建設コストを抑えられる可能性が高いです。
優雅で魅力的に思える平屋住宅ですが、採光が取りにくいというデメリットも指摘されています。
日当たりの悪い住宅はカビなども発生しやすく、なんとなく暗い雰囲気になってしまいますよね。
しかし、そんな平屋住宅に中庭を作ると住宅の奥にも光が通りやすくなり、明るい雰囲気が保たれます。
ロの字型の中庭は上部からしか光が取れないので、採光を重視する方にはコの字型やL字型の中庭がおすすめです。
中庭がある平屋にはさまざまなメリットがありますので、ひとつずつわかりやすく紹介していきます。
近年人気が増加している平屋は一階のみで完結する住宅で、階段がないので移動しやすく、体に負担がかかりません。
そのため年齢を重ねても住みやすく、さらにバリアフリー対策を取り入れると高齢者や身体に障害がある方も快適に過ごせるでしょう。
手間がかかる階段の掃除が必要ないところもメリットです。
平屋の場合はキッチンやバスルームなどの水回り、寝室まですべてワンフロアで完結するため生活動線が短く、シンプルかつ効率的なライフスタイルを叶えられます。
あちらこちらに移動する必要もなく、掃除の手間も省けるでしょう。
平屋であることに加えて手すりやスロープを設置し、住宅をバリアフリー仕様にしていれば、年齢に合わせた住宅リフォームが必要ありません。
2階建てや3階建て住宅に住んでいる方は、老後バリアフリー仕様の住宅に建て替えることがありますが平屋であればそれも不要です。
長い目で見れば住宅にかかるコストを抑えられるのかもしれません。
2階建て、3階建て住宅の場合、親は1階、子どもは2階とバラバラになることがありますが、平屋であれば自然と家族に顔を合わす機会が増えます。
このようにコミュニケーションを取りやすいところは、平屋の大きなメリットといえるでしょう。
家族の体調の変化にもすぐに気づけるので、育児中や介護中の方におすすめです。
子どもは庭で遊ぶのが好きですが、部外者が簡単に侵入できる庭だと防犯面が少し心配になりますよね。
それも住宅に囲まれた中庭で遊ばせるとプライバシーを守りつつ、親の目の届くところで遊ばせることができます。
二階建て住宅よりも広々としていてゆとりのある平屋住宅は高級感があり、優雅な雰囲気が保たれます。
さらに中庭から上手に光を取り入れると住宅全体が明るくなって、開放的な雰囲気が加わります。
とても魅力的に思える中庭付きの平屋住宅ですが、いざ建築計画を練るときにはいくつかのポイントがあります。
それらを押さえておくことで、満足できる住宅づくりを叶えられるでしょう。
屋根がない中庭は延べ床面積に含まれず、非課税の対象となります。
そのため固定資産税を抑えたいと考える人から人気です。
しかし、これも中庭に屋根を作ってしまうと固定資産税の課税対象となってしまいます。雨天時も遊べる屋根付きの中庭は魅力ですが、固定資産税を考えると屋根をなくした方が良いのかもしれません。
特にロの字型二世帯住宅の場合、雨が降った時のことを考えて排水場所を確保しておかなえければ、排水しきれずに水やごみが溜まってしまうことがあります。
排水場所をどの位置に確保するのか、ハウスメーカーや建築士に相談して決めるようにしましょう。
前章で紹介した通り、平屋住宅は採光が取りづらいところが大きなデメリットです。
それも中庭を作ることで光を通すことができるようになりますが、窓の大きさ次第では十分に光が行き届かないことも。
部屋の奥まで光をしっかり通すためには、できる限り大きい窓を作ると良いでしょう。
ただし断熱性能の低い窓は風を通しやすく、冬は寒いと感じることも。
この問題もハウスメーカーに相談することをおすすめします。
優雅なイメージのある中庭付き平屋ですが、基礎の面積や屋根の面積が増えることからどうしても建築費用が高くなりがちです。
特にロの字型住宅はコの字型やL字型に比べると、建築コストがかかる傾向にあります。
さらに断熱工事や換気対策などを行うと、より建築費用がかさみます。
この辺りは予算と相談しながら、折り合いをつけていくとよいでしょう。
2階建て・3階建て住宅に比べると平屋は住居のスペースが広くなるため、土地面積も多く必要になってきます。
土地から購入して住宅を建てる人は、建築費だけではなく土地代もかさみやすいことを必ず覚えておきましょう。
土地代と上物それぞれにかける配分をざっくり決めておくことをおすすめします。
平屋住宅はコンパクトな設計で生活動線が短くて済むところが魅力ですが、収納スペースが確保しにくいことも。
収納スペースが少ないと家のなかが散らかりやすくなるので、必要分の確保はしたいものです。
いざ中庭つきの平屋を建てたものの、実際中庭を使っていないという人は実は少なくありません。
せっかく作った中庭を有効活用できないのであれば、少し残念ですよね。
ここからは平屋の中庭を有効活用できる、おすすめの利用方法を紹介します。
中庭をガレージにし、自動車や自転車を中庭に駐車すると、盗難やいたずらなどの被害から愛車を守ることができます。
車にこだわっている人にとって、リビングから愛車を眺められるというのは非常に魅力がありますよね。
タイヤや工具など、住宅内ではなかなか保管できないものを収納することも可能です。
中庭の縁側部分にウッドデッキを設置すると洗濯ものが干しやすくなったり、土足でも遊べたりようになるため大変便利です。
このウッドデッキは建築面積に含まれることから後付けもできます。
ただしウッドデッキは定期的にメンテナンスが必要であり、素材によっては腐食してしまう可能性があるため、予算とアフターケアを考えながら選択しましょう。
子供がいたり、大人数家族だったりする場合、中庭をレジャー施設として使うことができます。
夏場はみんなで花火をしたり、バーベキューをしたりして楽しいひとときを過ごすと、家族の絆も深まりそうですね。
近年はバーベキューの騒音やにおいによるトラブルが報告されていますが、それも中庭で行えば、さほど隣人を気にする必要がありません。
大切な人たちだけでレジャーを楽しめる中庭は、平和な家族の象徴になりそうですね。
家庭菜園やちょっとしたエクササイズなど、趣味を楽しめるのも中庭の良いところ。
コ字型やロの字型の住宅であればさほど周りの目にも触れないため、自分の趣味に没頭できます。
カラフルなお花を使ってガーデニングをすると住宅の見栄えが良くなって、リビングからの景色を楽しめるのでおすすめです。
ペットを飼っている人にとって、中庭がある住宅はとても便利な存在です。
散歩になかなか行けないときでも、中庭があればワンちゃんを自由に走らせられるドッグランとして使うことができるでしょう。
開放的な雰囲気で遊ぶことができるのでペットのストレスもなくなり、健康的に過ごせるはずです。
プライバシーを守りつつも屋外特有の開放感と自然を感じられる中庭は、とても魅力的なスペースです。
家と外との行き来も楽ちんで、ちょっと空いた時間に趣味を楽しんだり、物置として利用できたりするところも中庭ならではの長所でしょう。
ここで紹介したもの以外にもさまざまな使い方ができますので、芝生や樹木を植えるなどして、見栄えの良い中庭を作りましょう。
リビングから中庭を眺めながらお茶を飲むと、まるでカフェにいるかのような気分を味わえます。
中庭付きの平屋には魅力がたくさんあり、設けることで非常に優雅な気分を味わえるでしょう。
しかしながら土地にも住宅にもコストが高くつきやすい中庭付きの平屋を建てるときには、慎重に計画を練る必要があります。
中庭付きの平屋は近年人気が高まっていますが、それでも一般的な2階建てに比べるとまだまだ事例が少なく、どんな住宅になるのかイメージできないという方も多いでしょう。
初めて建てる中庭付きの平屋のことでお悩みの方は、ぜひ一度石川県金沢市に本社を構える株式会社さくらにご相談ください。
注文住宅から分譲住宅まで幅広く手掛けるさくらでは、これまで多くのお客様に中庭付きの平屋をご提案してきています。
経験豊富な担当者がお客様のご希望にマッチする住宅をご提案させていただきます。
モデルルームやギャラリーも展開していますので、まずは見学から始めてみるのもおすすめです。
地球にやさしいエコ住宅づくりにも力を入れていますので、省エネを気にされている方もきっとご納得いけると考えております。
土地探しのお手伝いもしておりますので、ゼロの状態から家づくりを始める方もお気軽にお問い合わせください。