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【2020】家庭用蓄電池のメリット・デメリット。太陽光発電と併用でフル活用
蓄電池とは?

蓄電池とは充電して何度も使用できる電池のこと。

身近なところでいえばスマートフォンのモバイルバッテリーも蓄電池の一種です。

蓄電池にはさまざまな種類がありますが、一般住宅に使われている家庭用蓄電池は自然のエネルギーを受け取って電気として貯め、必要な時は電気機器に電気を供給できる二次電池やバッテリーのことをいいます。

初期費用が高いイメージが根強く残る蓄電池ですが、近年価格が下がりつつあることから新築住宅に取り入れやすくなっています。

家庭用蓄電池の多くにはリチウムイオン蓄電池やNAS蓄電池が使われています。

容量も幅がありますが、当然のことながら大容量の蓄電池であればあるほどたっぷり電気を貯めておくことができ、最大10時間以上電気を使用できるタイプも少なくありません。

そんな家庭用蓄電池の充電方法は、電力会社の電気で充電する方法と太陽光発電の電気で充電する方法のふたつ。

後の章で詳しく説明しますが家庭用蓄電池を使用することで電気料金の抑制化や売電など、いくつかのメリットを受けられます。

最近では電気自動車や太陽光発電システムと連携してエネルギーマネジメントができるようになり、注目度が高まっています。

太陽光×蓄電池が注目されている理由

ここ最近では太陽光発電と蓄電池の組み合わせが注目され始めています。

ただし前章で説明した通り蓄電池にはさまざまな種類があるため、どんな蓄電池でも太陽光発電と連携できるわけではないことを覚えておきましょう。

晴れた日に太陽光パネルで集めたエネルギーを家庭用蓄電池に電気を貯めておくと、曇りの日や雨の日に前日まで蓄電しておいた電気を利用できます。

当然夜間も昼間に蓄電した電気を使用可能です。

最近は太陽光パネルや蓄電池の導入に対する補助金制度を設けている自治体が増えてきていて、購入のハードルが低くなってきています。

太陽光発電と蓄電池を連携するメリットとして「卒FIT制度」の存在が挙げられます。

この制度については次章で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

卒FIT制度の影響で蓄電池の需要大

「卒FIT制度」という言葉を聞いたことがある人はそう多くはないかと思います。

この言葉を理解する前にまず「FIT制度」と呼ばれる、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度について正しく理解しておく必要があります。

太陽光や風力、水力など、再生可能エネルギーで発電した電気は電力会社が一定期間、一定価格で買い取ることを国が約束しています。

この制度があることで、発電設備の使用者は初期費用をかけても最終的に出費を抑えることができるのです。

この仕組みをFIT制度と呼んでいます。

しかし、このFIT制度で定められた期間が終わってしまったら、もう今までと同じ金額で電気を買い取ってもらえなくなります。

これがいわゆる「卒FIT」です。

太陽光発電システムの種類によって期間は異なりますが、一般住宅に使われることが多い10kW未満の太陽光発電システムは10年間でFIT期間を終えます。

卒FIT後でも住宅用太陽光発電システムで余った電力を販売できますが、国が定めた売電価格ではなく、電力会社との自由契約で売電価格が決められるようになります。

ちなみに2019年10月時点での太陽光の買取中央値は1kWあたり9.3円。

従来の48円と比較すると約5分の1以下となり、大幅に値下がりします。

そのため、売電をするよりも電気を貯めて自宅で使用したいと考える人が増加しているのです。

そう考えたときにも蓄電池でしっかり電気を貯めておけば、少しずつ消費していくことができます。

売電するメリットは少なくなりますが、自宅で電気をしっかり使って消費できるため、太陽光発電システムと蓄電池をセットで導入する住宅が今後は増えていくのかもしれません。

蓄電池のメリット5個

初期費用がかかると言われている蓄電池ですが、メリットもたくさん存在します。

ここからは家庭用蓄電池のメリットについて紹介していきます。

①電気代を節約できる

蓄電池を持つ最大のメリットと言えば、、やはり電気を貯めておける点でしょう。

晴れた日に太陽光パネルを使って貯めておいた電気を自分の家のものとして使えるため、電気代を節約することができます。

2019年10月に消費税が増税され、電気代も値上がり傾向にある今、蓄電池を使って光熱費を節約できるのは大きな魅力です。

②災害時にも役立つ電気を貯めておける

近年、日本では地震や台風などの自然災害が増えていて、今後は災害時の停電に悩まされる可能性が決してゼロではありません。

そうなったときでも蓄電池に蓄えていた電気を使えば、スマートフォンの充電やお湯を沸かすこともできるので大変便利です。

緊急時にも電気が使えるという点は家庭用蓄電池の大きなメリットといえます。

③エコにつながる

近年エコの重要性が叫ばれていますが、蓄電池を使って自然のエネルギーを消費することでエコに貢献することができます。

また、太陽光発電と併用することで蓄電池用と太陽光発電用のパワコンがセットになったハイブリッド蓄電池を導入できるようになり、初期費用を抑えられるのでさらにお得です。

④余った電気を売ることができる

太陽光と蓄電池を組み合わせると、蓄電して余った電気を業者に買い取ってもらうことができます。

太陽光発電と蓄電池の相乗効果で利益が得られる点は大きなメリットといえます。

⑤電気自動車に電力をチャージできる

近年増えてきている電気自動車を購入する際、自宅に太陽光と蓄電池があれば蓄電池から車を走らせるために必要なエネルギーをチャージすることができます。

今後ますます電気自動車の増加が予想されているため、長い目で見るとお得である可能性が高いです。

蓄電池のデメリットはあるの?

非常に便利な蓄電池ですが、デメリットが全くないわけではありません。

良いところだけではなく悪いところも確認したうえで購入するかどうかを決めましょう。

①蓄電池には寿命がある

基本的に蓄電池は何度も充放電ができますが、決して半永久的に使用できるわけではありません。

充放電を繰り返した蓄電池は徐々に蓄電容量が減少していき、70から50%以下まで低下することもあります。

当然のことながら寿命を迎えた蓄電池は交換する必要があり、その際は再度費用が必要になります。

寿命の目安は蓄電池の種類によって異なりますが、鉛蓄電池の場合は約17年、ニッケル水素電池は約5~7年、リチウムイオン電池は10年、NAS電池は15年程度と言われています。

蓄電容量目安もメーカーによって異なるので、コスパがよくたくさん蓄電できる電池を比較してみてください。

②初期投資費用が大きい

蓄電池の最大のデメリットと言えば、なんといっても初期投資費用が高い点が挙げられます。

近年はリーズナブルになりつつありますが、それでも一般家庭に多い8~16kW程度の蓄電池を導入する場合は約100万円の初期投資費用が必要です。

上手に蓄電や売電をしていかなければ損をしてしまうこともあるので、試算したうえで導入を検討するようにしましょう。

また、近年は太陽光発電システムや蓄電池の購入者に対して補助を出している自治体も多いので、購入前に自分たちが暮らす自治体のホームページを確認することをおすすめします。

③蓄電池を置くスペースが必要

蓄電池には屋内に設置するタイプと屋外に設置するタイプの2つがあります。

大きさはメーカーや容量によって異なりますが、一般的なもので幅45cm・高さ70cm・奥行き10cm程度するため、空気清浄機ぐらいの大きさはあると考えておきましょう。

屋外に設置するタイプであれば居住スペースを確保できますが、気温が高すぎたり低すぎたりする場所に置くと蓄電池の劣化が早まるので要注意です。

④十分に電気を貯められないことがある

蓄電池といっても電気を無限に貯められるわけではありません。

ポータブル式や小型の蓄電器であれば、十分に電気が貯められないことがあります。

多くの蓄電池にはモード設定や残量などの項目があるので、使える容量や蓄電量を確認しながら効率よく貯めるようにしましょう。

⑤満足のいく価格で電気を買い取ってもらえないことも

太陽光パネルを既に導入している方もいるかもしれませんが、ここ数年太陽光の買取価格はゆるやかに下降しています。

2015年時点では1kWあたりの買取価格は33円でしたが、2020年では1kWあたり21円と約3分の1の価格まで下がっています。

蓄電した電気は売電して収入を期待するよりも、自分たちで使ったほうが節約になるかもしれません。

ここまでで紹介した通り蓄電池にはデメリットもありますが、それでも非常時に備えられるうえに電気代の節約にもなる蓄電池はメリットが多い商品です。

これから住宅の新築やリフォームで太陽光発電システムを採用しようと考えている方は、ぜひ蓄電池も一緒に購入してみてはいかがでしょうか。

太陽光パネルを購入済みの方は蓄電池が必須

この記事を読んでいる方のなかには「すでに太陽光パネルを購入している」という方がいらっしゃるかもしれません。

そのなかには蓄電池を持っていないという人も多いはずです。

しかし、前章で紹介した通り売電価格が下がっていることに加えて、災害時の備蓄が求められている現在の日本では蓄電池があると電気を貯めておくことができるので、きっと重宝できます。

最近太陽光パネルのメリットをもっと感じたいと考えている方、ぜひ蓄電池の購入もご検討ください。

住宅の電気代の見直しを検討中の方はお問い合わせください

これから新築の注文住宅を建てると言う方や、リフォームでエコライフを始めたいという方は、ぜひ一度株式会社さくらまでご相談ください。

新築住宅や分譲住宅の設計や販売を主な事業としている弊社ですが、太陽光事業にも力を入れています。

電気料金削減を目指し、複数のメーカーから高品質な太陽光パネルを取り入れて販売しております。

もちろん蓄電池の取り扱いもございます。

太陽光や蓄電池が気になっているけれど、「どのようなメリットがあるのかわからない」「初期投資費用の高さが気になる」と言う方にもご予算やご要望をお伺いしたうえで最適な設備をご提案させていただきます。

石川県を中心として各地にギャラリーを展開しておりますので、一度ご覧いただくと太陽光パネルや蓄電池の使用イメージが湧いてくるはずです。

決してリーズナブルな商品ではない太陽光パネルや蓄電池は、ライフスタイルに合わせて選ぶことをおすすめします。

弊社の経験豊富な営業担当者が最適な商品をご提案しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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