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- お役立ちコラム
せっかく新築を建てたのにも関わらず、家の間取りを後悔している人が実は少なくありません。
ほとんどの人が間取りにこだわっているはずなのに、一体なぜ失敗事例が発生してしまうのでしょうか。
それは、失敗している人の多くがまず大まかな間取りを決めてから、「この部屋はどのように使おうか?」と考えてしまうからではないでしょうか。
本来、良い間取りとはパパっと決めてしまったものではなく、「決められた空間をどのように区切って、どの部屋をどう配置し、何に使うのか」を考えながら決めるものです。
つまり、「決めてから考えるもの」ではなく「考えてから決めるもの」と言えるでしょう。
その順番が間違ってしまうと想定していた用途に合わず、後悔することになります。
また、住宅同様に家族も年齢を重ねることによって、ライフスタイルが変わっていきます。
たとえ今親子四人家族であっても、ゆくゆくは子どもが独立して夫婦二人になることもありますし、反対に今は二人暮らしでも、将来両親を引き取って四人暮らしになることがあるかもしれません。
そうしたライフスタイルの変化も頭に入れつつ、できるかぎり家族全員が快適に過ごせる間取りを考えていきましょう。
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間取りの後悔事例は、細かく取り上げるとキリがありません。
家族の要望を100%取り入れて、何の問題も発生しない間取りというのはなかなか難しいものですが、 極力トラブルを防ぐために、よくある後悔事例をまとめてみました。
間取りを決めるときにはぜひ参考にしてください。
2階や3階建て住宅の場合、階上に子ども部屋やトイレを作りがちです。
しかし、大きな音を立てることが多い子どもが階上にいると、1階まで生活音が伝わってきてしまいます。
トイレにしてもリビングの真上に設けると水の流れが聞こえてきて、不快になることもあるため、
子ども部屋とトイレの場所は注意が必要です。
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サンルームにはさまざまな用途がありますが、雨が降ってきても洗濯物が濡れないように洗濯物干しスペースとして使う人が圧倒的多数です。
それも洗濯機から近くに位置していれば生活動線がスムーズですが、1階と2階で離れていると移動が面倒に感じます。
多少移動してでもサンルームが欲しいということであれば問題ありませんが、水を含んで重くなった洗濯物も運ぶのが面倒くさいと思うようであれば、本当にサンルームは必要かどうか、もう一度考えてみると良いでしょう。
ロングブーツやレインシューズなど、さまざまなシューズを収納しておけるシューズクロークつきの住まいは最近人気の間取りです。
広い場所を確保することで、自転車やスポーツアイテムなどの大型アイテムも収納できるようになります。
大変便利なシューズクロークですが、あまりに広く取りすぎてしまうと玄関ホールが狭くなり、圧迫感を覚えることも。
玄関は暗くなりがちなスペースですので、できればしっかりと場所を確保して、採光を取り入れるようにしましょう。
もしもシューズクロークを優先するということであれば、玄関を吹き抜けにするなどして開放感を意識すると失敗を防げます。
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建物の北面は日が当たりにくく、なんとなくひんやりした環境です。
そんな北面に勝手口を作ってしまうとすきま風が入りやすくなり、冬には底冷えしてしまうことも。
ちょっとしたゴミ出しで扉を開けた時にも、風が入ってくるととてもつらいものですよね。
建物の気密性や断熱性にもよりますが、北口にはあまり風の通り道を作らない方が良く、
外に出る扉がどうしても欲しいということであれば、勝手口の代わりに掃き出し窓を選択するのもひとつの手です。
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1階に洗濯機やバスルームがあるにも関わらず、2階にサンルームを設ける人が珍しくありません。
通常は1階よりも2階の方が日当たりもよく、サンルームに洗濯物を干せば太陽の強い光ですぐに乾きますが、1階から濡れた洗濯物を運ぶのはなかなか大変です。
しかし、2階にサンルームを設けるのは、決してデメリットばかりではありません。
2階で干して2階で取り込んだ洗濯物は、その場でたたんで各部屋に運ぶことができるため、生活動線を考えながら決めることをおすすめします。
意外と多い間取りの失敗と言えば、建具同士の干渉です。
例えば部屋のクローゼットの扉を開けた状態で、居室のドアを開けると建具同士がぶつかってしまうなどです。
これらは一見地味なデメリットに思えますが、毎日建具同士が干渉しあうと大きなストレスになっていきます。
この建具同士の干渉は、間取り図や見取り図を何気なく見ているだけでは、なかなか気づかないものですが、間取りを決めるときには必ずドアの開け方や大きさを確認しておくようにしましょう。
建築予定地の周りに戸建て住宅が建っている場合は、隣家の窓の高さを確認しておきましょう。
同じくらいの大きさの住宅が隣り合っていて、窓の高さも同じであると、隣人と目線の高さが一緒になって目が合ってしまうことがあるのです。
どんなにお隣さんと仲良しであっても、これでは常に監視されてるような気がして、なんとなく落ち着きませんよね。
そのようなことがないように窓の位置を工夫したり、ブラインドを設置したりして対策を取りましょう。
最近の戸建住宅は収納スペースを重視する傾向にあり、各居室にウォークインクローゼット、キッチンにはパントリー、そして玄関にはシューズクロークやクローゼットの設置を提案されることがあります。
充実した収納スペースは一見魅力的に思えますが、その分居室のスペースが狭くなるため、十分に動き回れないと感じてしまうかもしれません。
また収納スペースが充実しているのをいいことについついものを買いすぎてしまい、気付けば浪費してしまうことも。
「収納スペースが多すぎてどこに何をしまったか分からなくなってしまった」ということがないように、収納スペースの数と面積はほどほどに抑えておくと良いでしょう。
洗面スペースと脱衣所のスペースが一緒になっている住宅はスタンダードなスタイルです。
しかし、「脱衣所に人がいるために、洗面スペースが使えない」という事態を避けるため、あえて間取りを分ける人も少なくありません。
洗面スペースと脱衣所スペースを分けると、当然その分だけの資材や建材、さらには広いスペースが必要になりますが、他の人を気にすることなく悠々と使えます。
もしも敷地面積に余裕があれば、洗面スペースと脱衣所スペースを分けて考えてはいかがでしょうか。
特に二世帯、三世帯家族はスペースが分かれていれば脱衣中でも鉢合わせて気まずい思いをする心配がなく、安心です。
間取りで後悔しないためには、信頼できるハウスメーカーに依頼するのがベスト。
ありがちな間取りの失敗を教えてくれるだけではなく、家族の事情を配慮した間取りを考えてくれるはずです。
完成した間取りを確認する時には、いくつかのポイントがあります。
例えば収納スペースの数。
前章で紹介したとおり、あまりに収納が多いとかえってモノが散乱しがちですが、そうかといって少なすぎるのも問題です。
今あるモノの全体量を考えて決めるようにしましょう。
また、生活動線を考えて間取りを確認することも重要。
普段どのような生活サイクルで、誰がどのスペースを多く使うのかを考えると、効率的な間取りが見えてきます。
ドアの位置や開閉方法、照明や配線、コンセントの位置なども重要なチェックポイントです。
日当たりが良くない場所には、大きめの照明を置けるように設計してもらいましょう。
コンセントの数が少なければ家電が置けず、理想の間取りが完成しないことも。
不快な音やにおいは人に大きなストレスを与えますので、においや生活音が発生しやすいキッチンやトイレの位置はよく考え、換気扇を取り入れるなどして工夫しましょう。
住宅を建築したり購入したりする場合、 ほとんどの人が慎重になって間取りを決めます。
他の設備や資材と違って間取りは一度決めたら基本的に変更できないものであり、変更する際には大掛かりなリフォームを要するものです。
そんな間取りを決める際には、検討に検討を重ねて納得のいくものにしましょう。
自分たちの家族に最も適した間取りはどのようなものか、なかなか決められないというのであればぜひ一度株式会社さくらまでご相談ください。
お客様のご予算やライフスタイルをお伺いしたうえで、最適な間取りやプランを提案させていただきます。
弊社の営業担当者は注文住宅から分譲住宅、リフォーム事業まで取り扱い実績のある、経験豊富な者ばかり。
過去の事例に基づいてお客様一人ひとりに適したアドバイスを行っております。
北陸地方を中心に展開しているモデルルームやギャラリーをご覧いただくことで、より具体的な住宅イメージを湧かせられるのではないでしょうか。
家づくりを考えている方は、ぜひ足をお運びくださいませ。