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- お役立ちコラム
土地と建物がセットになって販売されている建売住宅。
そんな建売住宅とよく似たものとして「分譲一戸建て住宅」という言葉がありますが、分譲住宅は広い土地を何区間かに区切って、それぞれの区画に一軒ずつ建てられている住宅のことであり、建売住宅とは微妙な違いがあります。
また、大手ハウスメーカーやデベロッパーが手掛けた住まいを分譲一戸建て住宅、中小の施工会社が手掛けた住まいを建売住宅と呼んで区別することも。
何かと注文住宅と比較されがちな建売住宅ですが、注文住宅にはないメリットがたくさんあることも事実です。
ここからは建売住宅ならではの魅力をまとめて紹介していきます。
建売住宅は基本的に間取りから外装、内装まですべて決まっていることが多いものです。
そのため画一的に見えますが、自分たちで間取りや建材、設備を決める必要がなく、注文住宅に比べてスムーズに購入できます。
スタンダードで無駄のない間取りの家が多く、比較的どんな家族構成でも住みやすいと感じるでしょう。
住宅のデザインにあまりこだわりがなければ、注文住宅よりも建売住宅のほうが合っているかもしれません。
また、最近は基本的な間取りは決まっていて、クロスや床材が自由に選べるセミオーダー型の建売住宅も多く見られます。
全くオリジナリティのない住宅はちょっと寂しいと考えている方は、セミオーダー型の建売住宅を選ぶといいでしょう。
住宅支援機構が行っている「フラット35利用者調査」によると、2019年度における土地付き注文住宅の平均所要資金は 4,257万円。
一方、建売住宅の所要資金の平均は3,494万円です。
同じ土地付一戸建住宅でも500万円以上の開きがあることがわかりますね。
建売住宅は大手ハウスメーカーがまとめて土地を購入し、大量購入した建材を使って住宅を建てていることから、販売価格のコストダウンが可能になります。
土地から探していて、なるべく住宅購入費用を抑えたいという方であれば、建売住宅が合っているかもしれませんね。
すでに完成している建売住宅であれば契約後すぐに入居できるため、子どもの入学や就職などのタイミングに合わせて引っ越しができます。
また、既に完成している住宅を内覧できれば、完成イメージと現実の住宅が違ったというトラブルもありません。
正確に間取りを把握することで、入居後の生活をイメージしやすくなるでしょう。
土地から購入する場合、土地探しと住宅の設計を同時並行する必要がありますが、それも建売住宅であればセットで決められるため手続きがスムーズです。
また、建売住宅は住宅ローンを申し込む時も土地と建物代金を一括で払えるので、返済計画を立てやすいと考えられます。
メリットが多い建売住宅ですが、リーズナブルな資材を使っているため寿命が短いと言われることもあります。
このウワサは本当なのでしょうか。
ここからは建売住宅で指摘されている後悔のポイントやデメリットをまとめて紹介します。
間取りや建具、内装デザインや設備など、自分たちの理想を取り入れられる注文住宅と違って、建売住宅はほとんど設計の自由が効きません。
ほぼ完成している住宅に住むことになるので、こだわりのある家を作りたいと思っている人は物足りないと感じることがあるでしょう。
注文住宅の場合は、「ここに予算をかけて、ここは節約する」などといった工夫もできますが、建売住宅ではそれがほぼ不可能です。
この点は建売住宅の大きなデメリットと言われています。
建売住宅は土地と住宅がセット販売されています。
そのため「住宅や価格は気に入っているけど、立地が気に入らない」という場合もあるでしょう。
立地を重視するのか、住宅を重視するのかは、建売住宅を決める上での大きなポイントです。
ただし、不動産会社は市場に出回る前に、好立地の土地を買い占めることが多いため、立地が良い建売住宅は見つかりやすい傾向にあります。
まずは、建物も立地も良いと思える物件を探してみましょう。
注文住宅の場合は、基礎から完成まですべての工程を施工主がチェックできます。
そのため、おかしいと思う点があれば、その都度ハウスメーカーの営業担当者に相談することができるでしょう。
その点、建売住宅はすでに住まいが完成してしまっているので、地盤や基礎の部分を確認できません。いざ住み始めてから欠陥が発覚した事例も存在します。
このような住宅を選んでしまうと、家の寿命が短いと感じることもあり、地震大国と言われる日本で、建物の基礎を確認できない点は多少なりとも不安要素であることは間違いありません。
リーズナブルな価格で販売されている建売住宅は、あまり質の良くない建材や設備が使われていて、その分劣化しやすいということも。
外壁や屋根などが劣化した場合、メンテナンスに数10万円から100万円程度かかることも珍しくありません。
キッチンやバスルームといった水回りの設備もグレードが低いと壊れやすく、頻繁にメンテナンス費用がかかる可能性が高いものです。
しかし、それは設備そのものの問題であり、家自体の寿命が短くなるということはほとんどないので安心してください。
予算や立地の関係から、注文住宅ではなく建売住宅を購入しようと考えていませんか?
建売住宅を購入した場合、後悔することがないように契約や内覧時にはいくつかの項目をチェックしておきましょう。
【関連記事】注意点について詳しく記載した記事はこちらから
建売住宅を購入して後悔!?失敗しないために押さえるべき7個のこと – www.sakura-inc.net/blog |
住み始めてから住宅の欠陥に気づいた場合、すぐに修繕対応してもらえるようにアフターサポートサービスがついているハウスメーカーを選ぶようにしてください。
最近は建売住宅でも10年保証が付いているところが主流です。
アフターサポートについての説明がない会社には、サービスの有無を聞くようにしてみてください。
また、アフターサポートがあった場合、どこからどこまで無償で対応してくれるのか確認する必要もあります。
気になる建売住宅がリーズナブルであった場合、その理由を確認しておくことをおすすめします。
ハウスメーカーが使っている資材や導入している設備のブランド、メーカーなどを内覧のときにチェックしておくと良いでしょう。
大手ハウスメーカーのモデルルームやギャラリーで展示されている高性能住宅と比較しながら見ると、建材や設備の違いがわかるようになり、建売住宅が安い理由にも合点がいきます。
住宅を購入する時には、建売住宅だけではなくモデルハウスの下見をしておくとより家の情報に詳しくなれるでしょう。
建売住宅を内覧する時には、住宅内で使われている設備や資材、特に窓やドアなど頻繁に使う部分をしっかり見ておくと良いでしょう。
キッチンやバスルーム、洗面台などの水回り設備はグレードの幅が広いため、どのランクの設備が採用されているのか見ておくことをおすすめします。
あわせて駐車スペースの広さも確認しておくと、自家用車を停められるかどうかがわかります。
建売住宅を販売しているハウスメーカーがどのような住宅を展開しているのか、口コミサイトを見て、参考にしましょう。
もちろん口コミだけがすべてではありませんが、家づくりに対する姿勢や営業担当者の対応、アフターサポートの内容をある程度把握することができます。
口コミの良いハウスメーカーを見つけたら、そのハウスメーカーが展開している建売住宅を探してみるのもひとつの手です。
床下や屋根裏の中をのぞける点検口は、配管類や構造体の確認ができるように設けられているものですが、建売住宅のなかにはこの点検口が設けられていない物件があります。
点検口を使用するのは主に業者であり、日常生活のなかではほぼ使いませんが、メンテナンスが必要になった時に点検口がなければ困りますので、必ず購入時に確認してください。
建売住宅の中には当然住宅に付いていると思われる設備が付いておらず、やむなくオプション対応してもらうことがあります。
その代表的なものとして網戸やカーテンレールが挙げられます。
気になっている建売住宅に、どの程度の設備がついているのか細かいところまで確認してみてください。
長期優良住宅やZEH住宅など、一定の性能基準をクリアした優良建売住宅であれば安心して購入できます。
これらの性能表示がなくても、建築確認済証と検査済証、地盤調査の報告書があればきっちりと建てられている住宅である可能性大です。
反対に、これらの証明書がない建売住宅は購入を避けた方が良いでしょう。
地盤調査が行われてなければ、住宅瑕疵担保責任保険にも加入できません。
建売住宅を購入するときには、きちんと住宅の内覧をして、質の高い住宅を選ぶようにしましょう。
きちんとチェックすることで、リーズナブルかつ良質な建売住宅を手に入れられるかもしれません。
現在、建売住宅を探している方は、ぜひ一度株式会社さくらまでご相談ください。
弊社は主に注文住宅の設計・施工・販売を行っていますが、その一方で高性能な分譲住宅も販売しています。
さくらが展開している「ロハスの家」は、注文住宅と建売住宅のいいところどりをしたハイブリッド型住宅で、家具やカーテンもきちんと備わっています。
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