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- お役立ちコラム
子育ても家事もやりやすい間取り、憧れますよね。
実際子育てや家事のしやすさを優先した間取りはママさんたちから大きな人気得ています。
今回はそんな子育てや家事をサポートしてくれるような間取りを、実際の図面をベースに紹介します。
注文住宅を考える際の一つの目安になれば幸いです。
LDKでママに人気の間取りについて、こちらの図を参考に紹介します。
まず見ていただきたいのはタタミコーナーの部分。
扉のないオープンな空間となっているのです。
オープンリビングとは他の部屋との仕切りのない広いリビングのこと。
タタミコーナーの部分に扉を設けないことで、子どもがドアにぶつかる、手を挟むなどの事故を未然に防ぎます。またリビングからの死角も減り、より安心して遊ばせられます。
さらにリビングが散らかっているときでも、タタミコーナーで安全に遊ばせておくことも可能とメリット盛りだくさんです。
ちなみに玄関ホールとのドアもない部屋をオープンリビングという場合もありますが、玄関ホールのドアがないといたずらに暖房費がかさみます。
さらに玄関での幼児による転落事故の観点から玄関ホールのドアはある方がおすすめ。
また「オープンリビングにするとキッチンや洗面所の区切りが曖昧になってしまって人を呼びづらくなる」という方におすすめなのが、下がり壁。
下がり壁とはドアを使わずに空間を区切るテクニックで、壁を数十センチだけ下げることで「ここからは別の空間ですよ」とソフトに伝える役割があります。
右の図の赤で囲った部分に下がり壁が使われています。
やんわりと洗面室とLDKを隔てていますね。
キッチンはなるべくLDK全体を見渡せる、開けたオープンキッチンとしましょう。
オープンキッチンとすることで、調理中に
- 子どもがリビングで遊んでいても
- ダイニングで勉強をしていても
- タタミコーナーで昼寝をしていても
いつでも視界に入れることができます。
なおオープンキッチンには下記の種類があります。
- アイランドキッチン
アイランドキッチンはアイランド(島)のように独立したキッチン。複数人数で調理するときに便利。また手元も開けていて開放感がある反面、その分部屋の中でスペースを取るのが難点。
- ペニンシュラキッチン
ペニンシュラキッチンはアイランドキッチンの端を壁につけ、半島のような形状となるキッチン。開放感はアイランドキッチンに劣るが、スペースを取らないのでバランスがよい。
- I型キッチン
I型キッチンは直線型のキッチン。手元が隠れる壁があるのが特徴。アイランドキッチン・ペニンシュラキッチンと比べ開放感は一弾劣るが、キッチンが多少散らかっていても壁が目隠しになってくれるので、人を呼ぶときにラク。
- Ⅱ型キッチン
Ⅱ型キッチンは二列型のI型キッチン。複数人数で調理するときは便利だが、その分部屋のスペースを取る。
- L型キッチン
L字のキッチン
- U型キッチン
U字のキッチン
この中でも常にLDKの方向を向いておける意味では以下のキッチンがおすすめです。
- アイランドキッチン
- ペニンシュラキッチン
- I型キッチン
洗面所では洗濯機と物干しスペースを同じ部屋にしましょう。
続きで行う作業を同じ部屋で行えるようにすることで家事の動線をぐっと短く抑えられ、ママの負担が激減します。
右の図の赤丸で囲った部分によって動線の短縮が図られています。
洗濯機の目の前にサンルームがあり、重たい洗濯物の山を持って移動する手間がなくなっているのです。
洗面台がサンルームの外に出ていることで空いたスペースに棚を置いて、乾いた洗濯物をすぐにしまえるようにしてもよいですね。
子供部屋はフレキシブルに切り替えられるようにするのがおすすめ。
小さいときから広い一つの部屋で勉強するように言われても、なかなかできないのが普通だからです。
「うちの子は勉強しなくて」とならなくてよいように、一度勉強の仕組みや環境づくりを意識してみましょう。
ママに人気な子供部屋の間取りについて、上の図を参考に解説します。
右の赤丸で囲った部分を御覧ください。
パパの仕事兼、子どもの勉強用のスペースです。
中学生になるくらいまでは、なかなか勉強のペースや集中の仕方など身に付けられないものです。
横でパパが仕事をしながらサポートしてあげましょう。
パパがいないときは、ママが裁縫やPC作業などの家事をしてもいいですね。
両親が積極的に勉強に関わることで、思春期の難しい年頃での相談のしやすさが変わってくる場合もあります(もちろん関わり方にもよりますが)。
子どもがある程度大きくなって学習のペースが出来上がってきたら学習机を購入し、洋室にて一人で勉強するようにしましょう。
兄弟がいる場合は勉強スペースで隣り合わせとすると、相乗効果が生まれる可能性があります。
勉強は習うときよりも教えるときのほうが身につきやすい、とは昔から言われていること。
勉強スペースで兄弟隣り合わせにすることで、勉強が身につきやすい環境を整えることができるのです。
なおこの間取りの場合、段階的に勉強スペースを広げることが可能です。
たとえば上の子が中学生になって荷物が増える頃合いを目処に、7畳の「寝室」の部分に兄弟でお引越ししましょう。
2段ベッドと2台の学習机があれば、子供部屋の完成です。
なおそれまでの兄弟の学習スペースはパパが専有してもよし、ママの家事のユーティリティスペースにするのもいいですね。
上の子が高校生くらいを目処に2段ベッドを解体し、それぞれの部屋に移動しましょう。
部活などが本格化し更に荷物も増え、受験が絡んでくるなど状況が複雑になりやすいので、それぞれの部屋を持っている方がうまくいくことが多いのです。
子どもは成長するにつれて体格が大きくなり、持ち物が増えるもの。
この家の間取りのように子どもの成長に合わせてフレキシブルに切り替えられる間取りが便利ですね。
「家事や育児が楽になるような間取りにしたいけど、よくわからない」というあなた。
さくらまで一度、ご相談ください。
豊富な経験と実績で、それぞれのご家族にあったご提案をいたします。
またさくらは注文住宅の設計・施工だけでなく分譲住宅やリフォーム事業も展開しており、幅広いご案内が可能です。
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