MENU

さくらブログ

blog

  • お役立ちコラム
家中どこでも、寒い地域でも暖かい家をつくるには?

家づくりをするにあたり、一年中快適に過ごせる我が家は理想ですよね。

特に寒い地域では、家中どこにいても暖かさを感じられる家を建てたいものです。

「リビングは暖かいけど、廊下に出た時寒い」「入浴前の脱衣所が寒い」「朝のキッチンでは足元が特に冷える」といったことに悩まされない家づくりをしましょう。

快適な室温を保った暖かい家は、健康寿命を延ばすといわれています。

心身の不調や病気のリスクを減らすといった点においても、暖かい家は重要な役割を果たすのではないでしょうか。

今回は寒い地域でも暖かく過ごせる、家づくりのポイントを紹介します。

ずっと暖かい家をつくるポイント

寒い季節でも、暖かく快適に過ごすことができる家づくりのポイントについてまとめてみました。

高気密

高気密住宅とは、すき間を防湿シートや断熱材、気密テープなどで埋めることで、可能な限りすき間を減らし気密性を高めた家のことをいいます。

高気密の度合いを示す値としては「C値」が用いられますが、これは「どれくらい家にすき間があるのか」を示した数値のことです。

気密性を配慮していない一般の住宅ではC値が9~10c㎡程度といわれ、次世代省エネルギー基準では5c㎡以下であれば高気密と認定されます。

C値が低ければ低いほど、すき間が少ない家であり、高気密な家といえます。

反対に気密性が低い家はすき間だらけの家ということになるのです。

家にすき間が多く存在すると、外と家の中の空気が自由に行き来するので、せっかく暖めた、あるいた冷やした空気が外気と入れ替わってしまいます。

その結果、冬は寒く夏は暑い状態となり、結露やカビの発生に悩まされることにもなってしまうのです。

高断熱

高気密とセットで考えられることの多い高断熱ですが、高断熱を表す数値として使われるのが「Ua値」と「Q値」です。

Ua値とは、「外皮平均熱貫流率」のことで、住宅の内部から床、外壁、屋根や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値のことです。

Q値は「どれくらい熱が逃げにくい家なのか」を示していて、住宅の断熱性が高ければ高いほど、このQ値の数値は小さくなります。

Ua値、Q値ともに値が小さいほど熱が逃げにくく、冷暖房の効率がよくて断熱性能が高い家であるといえます。

断熱性能を高めるために役立つ素材と言えば、やはり断熱材。

この断熱材にはグラスウールから天然素材の羊毛を使ったウールブレス、炭化コルクなどさまざまな種類があります。

そして、どの断熱材をどのくらい使うのか、どのように施工するのかはハウスメーカーや施工会社によって異なってきますので、実績があって信頼できる会社に任せるようにしましょう。

換気

高断熱・高気密住宅づくりで密接にかかわってくるのが換気です。

換気をすることで、シックハウス対策や二酸化炭素の排出、結露の被害を防ぐことにつながってくるためです。

また、冬に流行するインフルエンザなどの感染症や、新型コロナウイルスの感染予防策として、換気の重要性が増しています。

室内の空気を清潔に保つためには、古い空気を新鮮な空気に入れかえられる、効率的な換気が必要になってきます。

一番簡単な換気方法は窓を開けることですが、冬はなるべく窓を開けずに室温や湿度を維持しながら換気をおこないたいものです。

新鮮な空気を取り込み、空気を入れ替えてくれる24時間換気システムは、便利で役に立つのでおすすめですよ。

化学物質や花粉、二酸化炭素の排出などをしてくれるので、常時稼働させておきましょう。

換気システム本体の中のフィルターは数か月に一回程度の清掃が必要です。

何回かお手入れをするうちに、フィルターが傷んできたら新しいフィルターに交換するようにしてください。

重要なポイントは、換気をしつつ室内の温度を変えない換気システムを選ぶことです。

24時間換気システムには換気の仕方によって第1種換気方式、第2種換気方式、第3種方式があり、それぞれにメリット・デメリットがありますので、家を建てる際には実績のある会社に相談しましょう。

間取りはどうする?

注文住宅の楽しみであり、悩みどころともいえるのが間取りづくりです。

高気密・高断熱住宅の間取りを考えるとき、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。

家を高性能化させることは、間取りの制限を取り払い、自由度を増すことにつながります。

高機密・高断熱の家は、仕切りの多い個室よりも、天井が高くて大きな吹き抜けのある間取りのほうが効率が良いといえるかもしれません。

家のなかが上下左右どこに行ってもほぼ一定の温度になりますので、解放感と快適感を同時に感じられる吹き抜けは高気密高断熱にはぴったりではないでしょうか。 

吹抜けをつくったら寒いのでは?と考えがちですが、それは家の性能が良くないのに吹抜けをつくってしまったり、吹抜けをつくった場所が悪かったりすることが大きな要因といえます。

もちろん、空間が広いので部屋全体に冷暖房の効果が出るには少し時間がかかりますが、性能が高い家の場合、一度冷暖房を効かせてあげれば、そんなに熱は逃げていきません。

温度差が少ない家になるというメリットもあります。

そして、吹抜けをつくった場合に同時につけたいのがシーリングファンです。

シーリングファンは回り方によって空気を上に上げたり、反対に空気を下に落とすことができます。

夏と冬などの季節、また風を起したいのか空気をかき混ぜたいのかによって使い方を調整するとより効果的です。

家の中の空気は停滞させるのではなく、空気を循環させ、入れ替えて新鮮な空気が家の中に多くある状態にすることで、快適な住空間になります。

もちろん、家を建てる場所や家の大きさ、選ぶ冷暖房設備によっても変わってきますので、くわしくは個別に計算しなくてはなりません。

計算をすることなく、高気密高断熱だからどんな間取りでも大丈夫というわけにはいかないためです。

自由で快適な間取りを実現するためには、綿密な性能の計算をするようにしましょう。

照明や床の色で暖かい雰囲気をつくる

寒い冬を乗り切るためには、見た目から暖かくする方法もあります。

LED照明の中には、調色照明といって光の色を変えることができるタイプがあり、赤みが強い電球色を選ぶことで、視覚的にも暖かさを感じるようになります。

このように暖色系といわれる赤色や黄色、オレンジ色を見ると、交感神経が活発になり、血液の循環が良くなって体温があがるといった効果が証明されています。

床の色を暖色にするのが難しい場合は、絨毯やラグマット、カーテンを暖色のものに替えるだけで、お部屋の中がグッと暖かく感じられるようになるのではないでしょうか。

暖かい家をつくると夏は暑い?

高気密高断熱住宅であれば、室内の温度を保つ性能が高くなりますので、寒い冬でも暖かく快適に過ごせます。

その反面、夏の快適性はどうなるのでしょうか。

室内温度が上がってしまった場合、空気を入れ替えなければ、その熱は逃げることなく室内にとどまることになり、おのずと気温が上がります。

温度を上げる大きな要因は、窓からの日射です。

それも上手に日射遮蔽ができていれば高断熱住宅の冷房効率は高くなり、その性能の恩恵を十分受けられるでしょう。

また、屋根の軒を深くすると、夏の直射日光が家の中まで入らなくなり、過度な暑さを防ぐことができます。

一方、冬には太陽が低い位置から当たることになるので、軒が深くても光が入ってきます。

軒を深くすることで、太陽の日射をコントロールすることができるようになるのです。

さらに、家の北側に風抜き用の窓をつけることで、家の空気を効率的に入れ替えることができるようになります。

暖かい空気は上へ登っていくので、できるだけ高い位置に開けられる窓をつけてあげるとより効果的です。

ただし、大きな窓や多くの窓を作ってしまうと、熱が逃げるだけになってしまうことにもなりかねないので注意するようにしましょう。

【暖かい家】づくりは株式会社さくらにお任せください!

高い断熱性・気密性を持つ家を建てることができるハウスメーカーを判断するには、実際にその会社が持つ施工実績を確認してみるのが一番の近道です。

また、断熱性・省エネ性について重視している会社かどうかを見極めるには、その会社がZEHに対応しているかを確かめるのもひとつの基準になります。

ZEH(ゼッチ)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、優れた外断熱性能により室内環境の質を向上させつつ省エネ効果もある住宅のことです。

経験豊富な会社であれば、家づくりのポイントについてのメリット、デメリットについてのデータも持っているはずです。

良い面と注意したい点についても教えてくれる会社は信頼度が高いでしょう。

石川県金沢市に本社を構える株式会社さくらは、これまで多数の注文住宅をご提案していますが、そのなかでも高い気密性と断熱性を兼ね備えた高性能住宅を得意としています。

Villa(ヴィラ)モデルと呼ばれる注文住宅では、お客様一人ひとりのための自由設計で機能性、安全性を備えた家づくりをしています。

従来の住宅に比べ消費電力40%も削減した長期優良住宅仕様ZEH対応モデルでは、地震にも安心な制震ダンバーと全館冷暖房を標準装備した、新時代のプレミアムモデルです。

北陸地方を中心にギャラリーやモデルルームを展開していますので、気になる方はぜひ一度足をお運びくださいませ。

経験豊富な営業担当者がお客さまと一緒になって考え、よりよいご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

イベント

モデルハウス

分譲住宅