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- お役立ちコラム
トイレは、家族全員が使用する、ある意味もっともプライベートな空間です。
清潔であるのはもちろん、使いやすくて快適なトイレは理想的と言えますね。
ときには来客が使う場合もあり、常に清潔感をキープしておきたいものです。
ここでは、新築時におけるトイレづくりのポイントをわかりやすく解説していきます。
家づくりをはじめる時には、決めなければならない事柄がたくさんありますす。
ここでは、トイレを作る場所や間取り、種類など考えておきたいポイントについて紹介していきたいと思います 。
トイレは他の部屋と違って、人に聞かれたくない音やニオイが発生する場所であるため、間取りにもいくつかの配慮が求められます。
安心して用を足せるように、プライバシーに配慮した場所に作りましょう。
ニオイの問題を考えると、人が集まりやすく、食べ物を取り扱うダイニングやキッチンの近くは避けたほうがいいかもしれません。
また、寝室に近いトイレは、夜間トイレに行ったときの流水音で、眠りがさまたげられてしまうケースもありますので、少し離して設計したほうがよいでしょう。
2階にもトイレを設置する場合は、洗浄時に排水管へ流れる水音が気になる場合がありますので、適切な場所に配管を設け、防音設備をつけるなどといった対処をしましょう。
トイレの種類にはいくつかありますが、大きく分けると「タンクと温水洗浄便座の組み合わせトイレ」「タンク一体型トイレ」、そして「タンクレストイレ」の3タイプです。
組み合わせトイレとは、水をためるタンクと便器が別になっているもので、必要に応じて温水洗浄便座やオート開閉自動洗浄などさまざまな機能をつけられます。
反対に、機能をつけずにシンプルなトイレにしておけば、いくぶん費用を抑えられます。
このタイプのトイレは以前、隙間や凹凸した箇所があるデザインが主流で、掃除をしにくいというデメリットがありました。
しかし、近年は便器のフチが改良されたモデルが増えてきていて、清掃トラブルが解消されつつあります。
タンク一体型トイレは、タンクと便器の継ぎ目が少ないデザインが特徴です。
隙間や凹凸が少なく、掃除がしやすい点はメリットですが、便器と水をためるタンクが一体化しているため、故障したときはすべて交換する必要があります。
タンクレストイレは水をためるタンク部分がない形状のため、省スペースでコンパクト、スタイリッシュな印象です。
隙間が少ないので掃除がしやすく、水道直結型なので連続して水を流せます。
その一方で水圧が低いため、2階や3階では水を流す力が弱くなり、設置できない可能性がでてきます。
また、タンクレス本体には手洗い器をつける場所はありません。
タンク一体型と同様、温水洗浄便座の調子が悪かったり、故障したりした場合にはトイレ本体の交換が必要になってしまい、リフォーム代が高くつくことも。
トイレのタイプや器種によって価格帯は千差万別ですので、メリットとデメリット、また予算を考えて慎重に検討しましょう。
トイレのオプション機能は、温水洗浄暖房便座、節水・節電機能、脱臭機能、フルオート便座開閉、オート便座洗浄など多岐に渡りますが、高性能であればあるほど価格が上昇傾向にあります。
日本人の清潔好きと技術力の高さによって、今や日本のトイレは最先端を行っている、と世界中で高い評価を得ています。
用を足したあと、手を洗いにいくのは面倒になりがちですので、トイレと洗面所までの距離を近くに取っておくのが理想的です。
しかし、設計上必ずしも、近くに取れない場合があります。
また、2階、3階にあるトイレを使用した後、わざわざ手を洗うために1階まで降りてくるのもわずらわしいですよね。
この場合は、トイレに手洗い場を設けたほうが良いでしょう。
トイレに手洗い場があるとトイレの使用後にすぐ手が洗えるので清潔ですし、便利ですよね。
また、来客がトイレを使ったあとも、洗面所を見せずに済みますし、なおかつ手洗い場の上に鏡を設置しておけば、メイク直しができるパウダーコーナーになります。
独立型手洗い器は、手を洗う時も便器に水がはねにくいので、掃除をする手間の軽減にも役立つはずです。
次に手洗い場の種類ですが、トイレと一体型になっているタイプと独立型の2つがあります。
トイレ一体型タイプはトイレタンクの上に手洗い器がついているため、新たにスペースを設ける必要がありません。
おそらく日本の一般家庭でもっとも多く見られるスタイルではないでしょうか。
しかし、手を伸ばして洗わなければいけないので、小さい子どもや高齢者にとっては不便に感じることも。
上手に洗えず、便器の周りに水滴が飛び散ってしまうこともあるでしょう。
独立型手洗い器を設置してトイレ空間が狭く感じる場合は、小型の手洗い器を選ぶか、壁に設置できるブラケットタイプを利用するかといった解決方法があります。
スペースに余裕がある場合は、ベッセル式という洗面ボウルをカウンターの上に設置するタイプがぴったりです。
独立した手洗い場を設置するときには、水栓金具とともに陶器、樹脂、金属など素材選びにこだわったほうが、空間全体に統一感が出るでしょう。
毎日使うものですので、デザインだけでなく機能性も意識して選ぶことをおすすめします。
住まいに合うトイレを選ぶことで長い期間を美しく、清潔に保てます。
ここからは新築のトイレをおしゃれかつ使い勝手をよく仕上げるポイントをみていきましょう。
家族構成を考えたとき、1階だけでなく2階にもトイレを設置したほうがいいのでは?と悩む人も多いでしょう。
家のなかにトイレがふたつあると、忙しい朝でもトイレの順番を待つ回数が少なくなるメリットがあります。
また、2階にもトイレがあれば、夜中トイレに起きたとき1階まで降りる必要がありません。
「トイレに行きたいときに限って、先に誰かが入っていた」という不便が解消されますし、たとえひとつが故障してしまっても、もうひとつを使えます。
新型コロナウイルスや胃腸炎、インフルエンザなどにかかったときにもトイレを分けられて、感染症の予防にもつながります。
デメリットとしては、トイレのために1畳ほどのスペースが必要になり、ほかのスペースを削らなければならなくなること、設置費用がかかり、トイレ掃除が2倍になることです。
また、2階のトイレは1階に排水の音が響きやすいので、設計の段階で水の流れを確認しておくようにしましょう。
さらに、タンクレストイレは水圧の低い一戸建ての2階に設置できない場合もありますので、施工会社と相談して決めるようにしてください。
トイレットペーパーのストックや、トイレ掃除の道具などを入れておける収納場所がトイレ内にあると便利ですね。
トイレの広さを考慮しつつ、低い場所にあるカウンター収納がいいのか、壁付けの棚がいいのかなど、家族にとって使いやすい収納方法を考えて設置するようにしましょう。
後付けできるものもありますが、内装に合わせた収納スペースを新築時に作ってもらうとトイレに統一感がもたらされます。
日本の高齢化率は25%を超え、現在は4人に1人が65歳以上の高齢者という時代になっています。
将来を見据えて、杖や車椅子でも入りやすい、ゆとりのある広さのトイレを確保しておくと老後も安心です。
さらに、転倒を防ぐため入り口には段差をつけず、便器の横に手すりをつけておくとよいでしょう。
健康な人にとっても、足腰が痛いときや風邪をひいたときなどに、体を支えるものとして手すりがあると便利です。
住み慣れた家に長く暮らす際の配慮として、トイレと寝室の導線を近くしておくと、将来身体能力の低下で支援が必要になった際にも安心して過ごせます。
タンクレストイレまでの通路幅が広く余裕があるため、車椅子での移動にも対応できる設計です。
高齢になっても不便さを感じさせないつくりで、使用後の手洗いをしやすいのが大きなポイントです。
ここからはぜひ取り入れてみたいトイレ作りを紹介いたします。
どれも株式会社さくらが実際に施工した事例です 。
スタイリッシュでコンパクトなタンクレストイレは、省スペースで奥行きが感じられ、広く見えます。
手洗い場を設置すると洗面所に行く手間もありませんし、かさばりがちなストック品を収納できる棚もあって便利ですね。
限られた空間でも、タンクに手洗い器がついているため、トイレ空間のスペースを圧迫しません。
トイレの使用後にすぐに手が洗えて便利ですね。
明るい色のクロスと縦長の窓を設置し、明るく開放的なイメージに仕上がっています。
カウンター下には、トイレットペーパーなどのストック品を収納できるスペースも確保しました。
自分好みのマイホームを建てるにあたり、家づくりのテーマ、こだわりたいポイントが必ずあるはずです。
株式会社さくらでは、お客様の要望に丁寧に寄り添い、理想の住まいを作るお手伝いをさせていただきます。
弊社では最先端の省エネ技術を用いた高品質・高性能の家を得意としており、
耐震や制振もしっかりしていて、価格以上の価値を感じさせてくれる家づくりを期待できるはずです。
注文住宅はもちろん土地探しからリフォーム不動産買取など、住まいに関してなら、どんな小さな疑問でもご相談ください。
石川県金沢市を中心に、富山市や小松市にモデルハウスやギャラリーを展開しております。
実際に見学をすると、よりイメージが膨らみやすくなりますので、ぜひ足をお運びいただき、一緒に楽しんで家づくりをおこないましょう。