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脱LDKの仕切りのない家づくり。壁がないことによるメリット、デメリットは?

近年注目されている、「仕切りのない家」というものをご存知でしょうか。

寝室や子ども部屋、または水回りまで、壁やドアを建付けないつくりで、ほぼワンルームになっている家のことです。

 

「開放的な空間でのびのびと暮らせる」「家族と顔を合わせて、コミュニケーションをとりやすい」などメリットがある一方で、「個人のプライバシーが守られない」「広すぎる空間はかえって落ち着かない」など、抵抗感を示す人も一定数存在します。

 

そこで今回は株式会社さくらがご提案している仕切りのない家の施工事例とともに、仕切りのない家のメリット・デメリット、また作り方のポイントについて紹介いたします。

 

間取りにとらわれず自由に暮らせる、仕切りのない家に憧れている方はぜひ参考にしてください。

仕切りのない家とは?

仕切りのない家と一言でいっても作り方はさまざまで、玄関スペースはきちんと設けるという人もいれば、玄関から水回りまですべてワンルームにした家も存在します。

 

居室スペースと水回りはきちんと分けてメリハリをつけたいというときには、本棚やソファなどの家具で仕切りを作ることも可能です。

仕切りのない家が注目されるようになった背景には、家族とのコミュニケーションやリラックスができる空間づくりへのニーズが指摘されています。

 

これまでなにかと部屋数が重視される傾向にあった日本の一般住宅ですが、現在は家族が仲良く集まって、開放感に浸ってリラックスできるような空間が人気を集めているのです。

 

寝室や水回りにも建具を設けず、パブリックスペースとつなげて使う、大胆な家も増えてきています。

新築住宅にはもちろん、リノベーションの機会にすべてのドアや壁を取り払い、ワンルームに仕立てている家も少なくありません。

仕切りのない家のメリット・デメリットまとめ

日本に浸透し始めて日が浅い、仕切りのない家には、メリットもあればデメリットもあります。

 

それぞれを理解していなければ、家づくりに失敗してしまうことも。

ここからは仕切りのない家のメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

仕切りのない家づくりを考えている方は、デメリットをカバーする方法を参考にしてください。

【メリット①】家の中全体を見回せ、家族とコミュニケーションを取れる

家の中全体がひとつの部屋になっている、仕切りのない家。

住民はどこからでも家の中の状態を見回すことができ、家族の存在を常に感じられます。

 

小さな子どもがいる家にとっては、すぐに歩き回る子どもでも、家事をしながら見守ることができるため、安全して過ごせるでしょう。

 

また、夫婦同士も顔を合わせやすく、ライフスタイルに違いがあっても、コミュニケーションを取る時間を十分に確保できるのではないでしょうか。

【メリット②】開放感がありリラックスして過ごせる

ドアも壁もなく、のびのびと暮らせる仕切りのない家は、まるでオープンカフェにいるような気持ちで開放的に過ごせます。

 

さらに天井を高くとっていれば縦にも横にも余裕があり、ゆったりとした気持ちで過ごせるでしょう。

 

また、仕切りのない家には遮るものがほとんどないことから光が差し込みやすく、家全体が明るいイメージになります。

 

家にいながら、南国のリゾートホテルのような感覚を味わえるでしょう。

【メリット③】仕切りがないぶん建具の費用を抑えられる

仕切りのない家は部屋数が多い家に比べて、壁やドアなどの建具や建材が必要ありません。

特にドアは大きな出費で、リーズナブルなものでもひとつ10万円、高額なものになると30万円近くすることも。

 

部屋が3つあれば、最低でも3つ分のドア代が発生しますよね。

 

その点で言えば建具数の少ない、仕切りのない家は、建築費を大幅に節約できるのではないでしょうか。

 

柱や梁も少なく、シンプルな設計ができるところも魅力と言えるかもしれません。

注文住宅の場合は、複雑なレイアウトや間取りを考える必要がほとんどなく、マイホーム計画がスムーズに進むでしょう。 

【メリット④】レイアウトを変更しやすい

部屋数が多い間取りの場合、家族の成長や変化にともなって、間取りを変更したくなる可能性があります。

 

しかし、部屋の広さや数が決まっているために、対応できないということもあるでしょう。

リフォームという手もありますが、大掛かりなリフォームは時間も費用もかかります。

 

それも、ワンルームタイプの家であれば、仕切りを変えることで広さを自由に調節できます。

模様替えをして気分を変えたいときにも、仕切りのない家であればスムーズに行えるでしょう。

家事の動線を考えやすいところも、仕切りのない家の大きなメリットですね。

 

【デメリット①】冷暖房が効きづらく、寒い・暑いを感じやすい

仕切りのない家のデメリットとしては、よく冷暖房が効きづらいという点が挙げられます。

確かに30~40畳の広さの部屋をエアコン1機でまかなうのは、難しいかもしれません。

 

しかし、考えようによっては、これまで居室ごとに購入していたエアコンを少ない台数で済ませられるので、トータルで見ればお得になる可能性大です。

 

「ここは暑いけど、ここは寒い」など、いる場所によって変化が生まれないように、風の通り道を扇風機で作ってあげたり、ファンヒーターやストーブを人の周りに置いて暖を取ったりするといいでしょう。

 

また、建物そのものを高気密・高断熱構造にし、断熱窓を採用することで、冷暖房に頼らなくても快適に過ごせる家を期待できます。

床暖房を採用している家もあります。 

【デメリット②】プライバシーが気になることも

仕切りのない家で冷暖房以外に気になる点と言えば、やはりプライバシーでしょう。

いくら開放的とはいっても、やはりトイレとお風呂ぐらいには扉をつけたいものですよね。

 

希望があれば建築会社やハウスメーカーに伝えて、必要最低限の箇所にだけ扉や仕切りを作ってもらいましょう。

 

寝室のプライバシーも気になるということであれば、これもまた仕切りや壁の設置をおすすめします。

【デメリット③】建築費用が高くついてしまうことも

ドアなどの建具や壁材のコストを抑えられる点は、確かに仕切りのない家ならではのメリットです。

しかし、冷暖房の効率を考えて高断熱・高性能住宅にするとかえって建築費用が高くついてしまうことも。

 

また、仕切りのない家は基本的に平屋建て住宅に多く見られますが、ある程度の敷地面積が必要な平屋は、土地代が高くなるおそれがあります。

 

費用を抑えつつ、快適に過ごせる家づくりは、ハウスメーカーの腕の見せどころです。

費用面や技術面、またサービス面でも信頼できるハウスメーカーを見つけて、仕切りのない家づくりについて相談しましょう。

株式会社さくらがご紹介する仕切りのない家の施工事例

石川県金沢市に本社を設ける株式会社さくらでは、近年のトレンドから仕切りの家のない家をいくつか手がけています。

ここでは代表的なふたつの事例を紹介します。

 

https://www.sakura-inc.net/works/works_002.html 参考

こちらの住宅は「青空と暮らす家」と名付けられた、富山県のとある戸建住宅です。

「晴れの日も、雨の日も、曇りの日も、雪の日も、いつでも空を見上げることができる家」をコンセプトに作られた、オープンな家です。

 

漆喰壁に無垢の杉板を使ったナチュラル志向の住宅で、どこか温かみを感じられます。

キッチンスペースに設けたコの字型カウンターキッチンは家族が集まりやすく、明るい空間になりそうですね。

 

あえて梁を見せた高天井が、さらに開放感あふれる空間づくりに貢献しています。

中庭にはウッドデッキを設け、大きな掃き出し窓を三面に設置したことで、外と家の中がつながっているように見えますね。

 

近年人気が高まっている平屋モデルであり、年齢を重ねても体への負担が少ない、安心して暮らせる住宅に仕上がっています。

年齢に合わせたリフォームが必要ありません。

 

https://www.sakura-inc.net/works/works_001.html 参考

もうひとつは、同じく富山県で建てられた「小さくてかわいいハコの家」

四角い箱のようにシンプルな外観で、一歩足を踏み入れると玄関の螺旋階段が目に入ります。まるで空に続くようなおしゃれな螺旋階段は、この家ならではのポイントです。

 

こちらも無垢の木材に漆喰壁と、自然素材をふんだんに使用しています。

2階は暮らす人が自由にカスタマイズできる、仕切りのないスペースとなっていて、子ども達がのびのびと過ごせるようになっています。

 

 床タイルを採用したキッチンは掃除をしやすく、機能面はバッチリ。

大きな窓からはたっぷりと光を取り込めて、健康的なイメージです。

間取りにとらわれない暮らし方【HinataBOX】をご紹介!

近年増加している仕切りのない家は、株式会社さくらが注目しているスタイルのひとつです。

 

「ここはLDK、ここは子ども部屋、ここは夫婦の寝室」などと、細かく分かれた従来の日本住宅のイメージを一新する「HinataBOX」と呼ばれる注文住宅を現在弊社では展開しています。

 

HinataBOXは「脱LDK」をモットーに、間取りにとらわれないオープンな暮らしを目指して自然素材を使った、ぬくもりのある住宅。

ライフスタイルに合わせて自由にコーディネートできる点が魅力です。

 

前の章で紹介したふたつの住宅もHinataBOXの一例です。

 

家族のコミュニケーションを大切にしているHinataBOXは子ども部屋を作らず、暮らしの中心を大きなリビングに据えた仕組みとなっていて、家具で仕切れるようになっています。

子ども達にすくすくと育ってもらえるよう、漆喰の一種であるタナクリームなど、体にやさしい自然素材を採用しています。

 

透過性が高く、除湿機能もあるタナクリームは、冷暖房問題が発生しやすい仕切りのない家にぴったりです。 

 

カビも付きにくく、高温多湿な日本の住宅にマッチしています。

床材には、近県の杉板を使用した無垢の板を使用。

空気を含んでくれる無垢板はさらっとした手触りで、夏は寝転んでもベトつかず、冬は靴下なしでも暖かく過ごせます。

 

HinataBOXが提供する「器としての住まい」であれば、ライフスタイルや家族の成長に合わせて自由にコーディネートできるでしょう。

北陸地方を中心にモデルルームを展開していますので、気になる方はぜひ一度足をお運びください。

仕切りのある家づくりを得意とする担当者がご案内させていただきます。

 

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