さくらブログ
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- お役立ちコラム
新築の間取りを決めるときには、お風呂、キッチン、洗面台、トイレといった水回りの設備についても考える必要があります。
お風呂は、汗や汚れを洗い流し、身体を清潔にするだけでなく、毎日の疲れを癒すための空間でもありますよね。
日常生活において家族みんなが使う欠かせない場所ですから、慎重に選びましょう。
今回の記事では、満足のできるお風呂選びのポイントについて、くわしく説明していきます。
お風呂は、ある程度の年月はそのまま使い続けるので、あとから「イメージと違った」とならないように設計しましょう。
お風呂の色や浴槽の大きさ、広さなどについて、どのように決めていけばよいかひとつずつみていきたいと思います。
色合いは人の心に影響をおよぼすものです。
バスタイムをどのように過ごしたいかによっても適した色が変わってきます。
シャワーで身体の汚れを落とすだけの人もいれば、湯船にゆっくり浸かる人、本を読んだり、テレビを見たりなど、さまざまな過ごし方ができる場所です。
お風呂の色決めは重要な項目のひとつですが、一般的にはシンプルなホワイト系の人気が強いもの。
ホワイト系は、水垢が目立ちにくい色であるため、少しでも汚れを目立たせたくない人にはピッタリですね。
また、白は膨張色であるため、空間を広く見せる効果もあります。
ホワイト系と一口にいっても、オフホワイト、アイボリー、スモーキーホワイトなど、ベージュ系の色味が混ざったホワイトもあり、バラエティに富んでいます。
反対に、個性的な色で高級感を出したいのであれば、ダークカラーがおすすめ。
ただし、全体をダークカラーで統一してしまうと暗い雰囲気になりがちですので、アクセントとして一面だけ色を変えてみるとよいでしょう。
光沢感を加えると、さらにラグジュアリーな雰囲気を醸し出し、まるで高級ホテルのバスルームのように落ち着きのある空間になるはずです。
ダークカラーはカビが目立ちにくい一方で、水垢が目立ちやすい欠点があるので、よく考えて決めましょう。
最近は、ピンクやイエロー、薄いブルーやグリーンといったパステル系の色味も人気です。
明るさに加えて、柔らかさをプラスしてくれるので、白では物足りない人におすすめです。
単一の色だけでなく、大理石などの石柄や木目柄を選んでアクセントをつけるとバスルームの印象がさらに変わってきますよ。
もうひと工夫するのであれば、お風呂の照明の色にこだわってみてはいかがでしょうか。
暖色系で温かみのある電球色は、ブラウン系のダークカラーにマッチします。
太陽の光に近い自然な色を放つ昼白色は、白いお風呂をさらに清潔感のあるスッキリとした印象にしてくれます。
どの色や柄を選ぶかはそれぞれの好みによりますが、気持ちよく入浴するためにはこまめに掃除をし、きれいな状態を維持できるのが一番ですね。
浴槽のタイプはバラエティに富んでいますので、まずは形や特徴を理解しておきましょう。
水深が深く取れるように設計されている「ストレート浴槽」は標準的なタイプです。
ほかに四隅にフィットして空間を広く見せてくれる「コーナー浴槽」、浴槽内を広々と使える「ワイド浴槽」、形がS字になっていて節水可能な「Sライン浴槽」があります。
デザイン性にこだわりがある人は「タマゴ型浴槽」 、洗い場をゆったり使いたい人は「ななめ浴槽」、また曲線美でスタイリッシュな「アーチ型浴槽」を選ばれることも。
浴室内部の形には、ゆったり入れる「フラットタイプ」、床に段差があって半身浴にも最適な「ベンチタイプ」があります。
お風呂時間をより快適にするため、生活スタイルや年齢、使い方に合わせて最適と思えるタイプを選びましょう。
お風呂は、広すぎず狭すぎない適度な大きさを選ぶのがなによりも大切です。
一般的なお風呂の広さは約1坪で、システムバスの場合1616(160cm×160cm)と呼ばれるタイプが主流です。
少し広めの1.25坪タイプ(1620と呼ばれる160cm×200cm)も多く採用されていて、家族で一緒に入るときには、こちらのほうがふさわしいでしょう。
しかし、ひとりで入るのが習慣になっている家庭であれば、余分な水道代やガス代がかかる大きな浴槽をデメリットに感じるかもしれません。
ライフスタイルに合った大きさを選択するのが一番ですね。
ここからは、住宅のプロフェッショナルである株式会社さくらがおすすめする、お風呂のインテリアをご紹介します。
寒い浴室と熱いお湯の温度差によって急激な血圧の変化が起こり、心筋梗塞や脳梗塞、不整脈など、体に悪影響を及ぼすヒートショック。
寒くなる冬場には発生率が格段に高くなるので、注意が必要です。
お風呂暖房(浴室暖房)は、あらかじめ入浴前に浴室内全体を暖めておくことで、急激な温度差の発生を予防できます。
健康な人はもちろん、血圧の高い人や高齢者にとってもありがたい設備ですね。
花粉の季節や雨の日が続く梅雨の時期、そして寒い冬に大活躍するのが乾燥機付きのお風呂物干しです。
浴室なら、乾燥機能で洗濯物をしっかり乾かせるので部屋干し臭がしにくくなります。
また花粉症の人、アレルギーを持っている人にとって、外干しをすると衣類に花粉や黄砂、PM2.5といった物質がつくのが悩みですよね。
それも浴室物干しがあれば花粉対策、アレルギー対策になって、とても助かります。
外干しせずに済むと盗難防止にもなり、夜中でも洗濯物が干せますし、幹線道路沿いに家がある場合は、排気ガスを気にする必要もありません。
お風呂で効率的に衣類乾燥をするためには、温風が洗濯物に当たるように風向きを調節し、5~10cmの間隔をあけて干しましょう。
また、衣類乾燥にかかる時間は、洗濯物の種類や量、脱水状態、お風呂の種類や大きさ、気温や湿度、広さによって異なりますが、浴槽のフタをしたほうが早く乾燥できます。
乾燥時間の目安は、衣類が約4kg(ハンガー数が13本以上+ピンチハンガー)の場合、自動運転で約2時間です。
絹製品、皮革製品、毛皮製製品、熱に弱い衣類、ウールの衣類、接着剤で取り付けたワッペン、発砲プリントのついている衣類は乾燥できないので、覚えておきましょう。
お風呂に水滴が残ったまま放置しておくとカビの発生につながるため、使い終わったあとは水滴取りをして水垢やカビの発生を抑制しましょう。
ここで大活躍してくれるのが浴室乾燥です。
天井・壁面などのお手入れしにくい場所も乾燥してくれるので、とても便利ですね。
浴室乾燥するときにはお風呂の窓やドアを閉め、浴槽内のお湯を抜いて、ふたを開けた状態でおこないましょう。
フィルター掃除お知らせや衣類乾燥後の換気オートスタート、低温サイン・多湿サインといった便利な機能が満載のタイプもあります。
定期的にフィルターの掃除をして、清潔な状態をキープしましょう。
ここでは実際にあった失敗事例と、その対策を紹介します。
「お風呂が狭すぎて、体育座りのような格好でしか湯船に浸かれず、快適さには程遠かった」
「バスタブが大きすぎて、思ったより水道料がかかり、追い炊きや保温で電気代も高くついてしまった」
など、浴槽の大きさ問題はよくある失敗事例です。
お風呂の大きさは、足が適度に伸ばせるくらいの大きさがちょうどよいのではないでしょうか。
「隣家の窓の位置と近かった」「道路に面していて人影や外の音が気になる」など、窓の位置で失敗してしまった事例も少なくありません。
窓の向こう側がどうなっているのか、下見の段階で化習う確認しておきましょう。
大きい窓ほど通気性や採光性に優れているものですが、目隠しになるような生垣や塀なども合わせて考慮しておくと安心です。
また、寒い季節は窓からの冷気でひんやりしますので、複層ガラスや樹脂枠仕様サッシを導入するなど、熱が奪われないための対策もしておきましょう。
これは「選んだ壁や浴槽の色のせいで、思っていたよりも水垢が目立つ」という失敗例です。
こまめに掃除できない事情をお持ちの場合は、浴室内の汚れが目立ちにくい色を選んだ方が無難かもしれませんね。
ユニットタイプの相場は70万円程度、オーダータイプの相場は50~100万円程度です。
お風呂の広さやジェットバス、24時間風呂といったこだわりがあるとどんどん高額になり、最終的に200万円程度になってしまうことも。
また、浴槽の素材によっても費用が大きく変わってきます。
バスメーカーのカタログを見比べながら、希望に一番近いものを選びましょう。
理想の家づくりを進めるためには、お風呂以外にも決定しなければならない項目が多くあります。
「何から手をつけていいかわからない」「家づくりに対して不安や疑問がある」。
そのような方はぜひ、株式会社さくらにご相談ください。
家づくりのプロが、お客さまのお悩みやご相談にしっかり対応させていただきます。
お客さまの夢をカタチにするだけでなく、充実したアフターサービスにも自信があります。
株式会社さくらの家づくりに対する考え方や品質を、実際に見て体感できるモデルハウスには、暮らしのアイデアがたくさんつまっていますので、ぜひ足を運んでみてください。