さくらブログ
blog
- お役立ちコラム
家族にとって「子育て」は大切なテーマですよね。
子どもにとって居心地のいい住まいは、家族にとってもいい住まいになるはずです。
家の役割のひとつは、家族とのコミュニケーションやつながり、絆をはぐくむためでもあります。
子どもたちが小さいころは大きなリビングを暮らしの中心にし、ライフスタイルが変わったときにはフレキシブルに間取りを変更できたら、とても便利ですね。
さらに、子どもが自立し、巣立った後の子ども部屋も有効に活用できたらより理想的であるはず。
今回はどんな子ども部屋にしたら、後悔なく長く使うことができるのかみていきましょう。
子ども部屋の広さは、ベッドや本棚、勉強机をおけるスペースを念頭に置いて考えてみると、一般的に6畳の部屋が多いといわれています。
そのなかでもここ最近、子ども部屋で人気が高まっているのは可変式と呼ばれる部屋タイプです。
可変式というのは子どもの成長に合わせて間仕切りを入れられる部屋で、部屋の数や広さを変更するスタイルのことです。
例えば子どもが2人いる場合、小学生の間は10~12畳くらいの大きな一室を2人で使い、中学生になったら部屋に間仕切りを入れて、2部屋に分けるといった使い方ができます。
欧米では、生まれて間もないころから個室が与えられ、夜も一人で寝ることが多いようです。
小さい子どもでも個人を尊重し、自立心を育むことを大切にしている、欧米らしい文化といえますね。
とはいえ、日本と欧米では住宅事情とは異なりますし、幼い頃はスキンシップも重要です。
子どもと一緒に寝ることで、子どもに対して安心感を与えることができるでしょう。
それでは、ここからは子どもに個室を与えるタイミングについて考えていきたいと思います。
精神的に成長が早く、子ども本人が個室を必要としているのであれば、就学前から個室を与えてもよいでしょう。
最初は一人で寝ることから始めて、次に学習や趣味などといった生活基盤を個室に移すというステップを踏んでいく流れがスムーズといえますね。
反対に、個室を欲しがらず、学習管理も自分でできない子どもであれば、中学生であっても個室は必要ないかもしれません。
生活形態を変えることは子どもにとっても大きな冒険であり、ストレスを感じることでもあります。
個室を与えてみてストレスが溜まっているようであれば、また元に戻すなど柔軟に対応しましょう。
子ども部屋を与える時期に関して、親は小学校入学や受験といった、ライフイベントに合わせて考えがちですが、子どもにはひとりひとりの個性があり、成長度合いも異なります。
よく観察したうえで、適した時期が来たと思ったたら個室を与えるのがベストではないでしょうか。
ここからは、ぜひ取り入れてみたい、アイデア満載の子ども部屋づくりを紹介いたします。
どれも株式会社さくらがおすすめしているアイデアです。
子どもが小さい間は兄弟同室にし、成長に合わせて1部屋を2部屋に分ける間取りを想定してみましょう。
間仕切りを設けることで、部屋を分けるときに発生するリフォーム費用を安価に済ませることができます。
この時に大事なポイントは、部屋の入り口ドアをふたつ設置しておくことと、間仕切り壁用の下地構造を作っておくことです。
さらに、クローゼットを左右に分けて作っておく、照明、テレビアンテナ端子、エアコン穴もふたつずつ設置するなどして、工夫をしましょう。
子どもが巣立って空き部屋になったら、書斎や趣味の部屋、ゲストルーム、また収納スペースとして活用できるので大変便利です。
子ども部屋はおもちゃや勉強道具でなにかと散らかりがちなものですが、みずから進んで片付けをするお子さんになってほしい、というのが親の本音ではないでしょうか。
片付けしやすい子ども部屋づくりのポイントは、収納にあえて扉をつけないことです。
そうすることで、片付けることのできる子どもに育つといわれています。
クローゼットにも扉がなければ、どこに服があるのか一目瞭然ですよね。
引き出しに仕切りをつけて、種類ごとに細かく収納する方法は、ものを取り出すときには便利ですが、子どもにとっては細かすぎてうまく片付けられない場合があります。
また、収納アイテムとしては絵本の表紙が見えるラックや中身が見えるカゴもおすすめです。
収納はしまいやすさも大切ですが、 物がどれだけ見つけやすいかも重要な要素です。
見える収納であれば、お子さんが自分で遊びたいものを自主的に見つけて取り出し、片付けができるようになってくれるでしょう。
また、子どもの成長に合わせた家具を用意してあげることも大切です。
小さいうちは自分で片付けができるように背の低い収納を、本や文具を持つようになったら 背の高い本棚や細かな物を収納できる引き出しを用意してあげるとよいでしょう。
子どもは大人が思っているようには片付けられないものと思って、完璧を求めすぎないことです。
片付けをできるだけ「面倒で大変なこと」にせず、おおざっぱでも片付けができたら十分ということにしてあげましょう。
注文住宅で間取りを決めるとき、子ども部屋はどの方角に配置するのがよいかご存知でしょうか。
北側の部屋には日光があまり入らず、冬は寒いのではないかとデメリットが目につき、敬遠されがちですが、設備次第では十分快適に過ごせる部屋になります。
日光があまり入らないということは、夏は過ごしやすいといえますし、寒い冬には暖房器具や断熱窓を使い、冷気を防ぐことが可能です。
北向きの部屋は暗くなりがちですが、天窓を作る、大きな窓を作り日光を入れやすくするなどといった工夫をすることで、採光を取り入れやすくなります。
このように北側でも快適で心地よい子ども部屋づくりは十分に可能です。
注意点として、子ども部屋を作るときは玄関から直接行けるところではなく、リビングやダイニングを通じて入れる場所に間取りを設計しましょう。
親の顔を見ることなく玄関の出入りが自由になると、「友人が勝手に遊びにきていた」「知らない間に外出していた」など、想像しない事態が起こりうるものです。
子どもの体調や精神状態を見守るためにも、家の中心に子ども部屋を配置するのがおすすめです。
子どもが自然と集中できる「家」環境とはどのようなものなのでしょうか。
低学年のうちは、一人で自室にこもって宿題をするよりも、わからないことがあったらすぐ親に聞ける環境のほうが勉強がはかどる場合があります。
最近では、広いリビングの一部を子どものスペースにしている家庭が増えています。
突っ張り棒に暖簾やカーテンをかける、パーテーションのような棚を置くなど、ひと工夫をプラスすると、プライベート感があるスペースに変身できます。
もし机を置く余裕がなければ、勉強道具を収納できる棚だけを置いて、ダイニングテーブルで勉強するスタイルでも問題ありません。
子どもも納得したスペース作りができれば満足度も高まり、より学習への集中力アップが期待できますね。
幼い頃から家族全員がリビングで過ごし、勉強を続けていると、場を共有することに抵抗がなくなり、その結果、中高生になっても個室を欲しがらない可能性が考えられます。
吹き抜けをつくると、視覚的な効果により実際の面積よりも広く見え、家族とコミュニケーションが取りやすい、光をたくさん取り入れられるといったメリットがあります。
親は、キッチンからでも子どもの気配を感じられ、何をしているのかがわかります。
そのため、子育て中のファミリーにとっては個室を用意するよりも、広いリビングのなかに子ども専用のスペースが確保したほうが安心で便利といえるでしょう。
子どもにとっては、親がそばにいるという安心感から、やる気が出てくることもあるはずです。
日々の宿題やちょっとした家庭学習は目の届くリビングで、集中して取り組みたい時には個室の学習机で勉強するなど、時と場合によって使い分けると、さらに効果を感じられるかもしれません。
間取りにとらわれない、ライフスタイルの変化に合わせて自由にコーディネートできる家で暮らしてみませんか。
株式会社さくらには、オープンな空間を基本としたカラダにやさしい自然素材の家
「HinataBOX(ひなたぼっくす)」があります。
HinataBOXが提供するのは、「器」としての住まいであり、暮らしに合わせて器の中身である間取りを変えることができます。
壁材には防火性、調湿機能に優れ、カビの発生も防ぐタナクリームという日本の伝統工法でもある漆喰の一種を採用しています。
床材には無垢板を使用することで、暑い夏でも床がベタつかず快適に、冬は靴下なしでも暖かく過ごせます。
自然素材を多用し省エネ住宅でも定評のある株式会社さくらは、引き渡し後のアフターフォローも家づくりと同様に力を入れ、長くお付き合いができる会社です。
石川県を中心にモデルハウスやギャラリーを展開しておりますが、動画で見学することも可能ですので、ぜひ一度ご覧になってみてください。